フォアローゼスプラチナはアメリカ、ケンタッキー州誕生200周年を記念して造られました。
そのバーボンらしからぬ端正でクリアな味わい、芳しい香りはプレミアムと言うにふさわしいものがあります。
主にアジア、ヨーロッパに出荷され、それぞれの地域の人に合った味わいになるよう工夫されているため、国によって味わいまで変えてしまうこだわりのプレミアムバーボン、フォアローズスプラチナについてご紹介していきます。
フォアローゼス蒸留所の歴史
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フォアローゼス蒸留所は1912年にアメリカ、ケンタッキー州のローレンスバーグに建てられました。
創業者はポール・ジョーンズJr、父親と一緒にバーボン造りを始め、そのバーボンはすぐに地元で有名になり、「フォアローゼス」と名付けられ、商品登録されました。
その後に建てられた蒸留所はバロック形式の建物でアメリカの国家歴史登録財に認定されています。
蒸留所の外観を見に行くだけでも価値がありますね。
もちろん、蒸留所内の見学もできるようになっています。
フォアローゼスプラチナのこだわり
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フォアローゼスプラチナは日本限定で販売されています。
それは、先程お伝えしたようにフォアローゼスはアジア、ヨーロッパを中心に販売範囲を広げていて、その土地の人の舌に合わせたウイスキーに仕上げているため、フォアローゼスプラチナは日本人が好む味に仕上がっているからです。
バーボンにしては長熟の原酒をふんだんに使い、繊細な香りや味わいを出していて、なるほど、日本人好みだな、と感じました。
本場アメリカのバーボンが好きな人にはバーボンらしくないので、レギュラーのフォアローゼスの方が好きと言う方もいるようです。
アメリカではほとんどイエローラベルと言われるレギュラーのフォアローゼスしか売っていないのです。
今はインターネットで何でも手に入るので、日本でもヨーロッパ向けのフォアローゼスを買うこともできますし、アメリカでプラチナを手に入れることももちろんできるわけですが。
フォアローゼスプラチナは香りがとても素晴らしく、ブランデーのように贅沢な香りを醸し出しています。
フローラルでフルーティー、本当に華やかな香りです。
味わいもスイートで完熟のフルーツのような甘みと酸味、オークの長い余韻。
飲みやすく、リッチなボトルはまさにプレミアム感がありますね。
ストレートでそのまま飲めますが、香りをより楽しみたいのなら加水してもいいでしょう。
フォアローゼスいろいろ
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現在、日本で販売されているフォアローゼスは上の写真の3種類になっています。
白いラベルが日本でのスタンダードボトル、700mlで1,500円ほど、ブラックが700mlで3,000円ほど、プラチナが750mlで7,000円ほどで手に入るようです。
どれもこだわりの原料、酵母で造られた香りのよいボトルです。
スタンダードもフルーティーで香りはフローラル、飲みやすいボトルです。
ブラックはそれよりもビターな感じに造られていて、スパイシーでもあり、バーボンらしい無骨な味わいの方が好きな人向けになっているようです。
飲み比べも楽しいものです。
同じ銘柄でもずいぶんと味わいが変わるものですね。
まとめ
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フォアローゼスプラチナ、私がバーボンの中では一番好きな銘柄です。
でも外国では私がまだ飲んだことのない、いろいろなフォアローゼスが売っているのですね。
機会があればいろいろ飲み比べてみたいです。
こうして輸出する国によって味を変えたりしている銘柄は私が知る限りでは珍しいと思うのですが、どうなのでしょうね。
ヨーロッパ向けにはどんなボトルでどんな味のものを出しているのか知りたいです。